DHAの特徴とDHAサプリ

DHAは脳の中に多くある栄養成分だと言われています。その役割は脳神経発達のサポートであったり、働き自体ををキープするためであったりと、脳にとっては必要不可欠なものです。DHAをたくさん持っている魚を口にすると賢くなれる、と考えられている理由は上記のことから来ています。

実際にも研究結果として現れているようです。DHAがたっぷり入ったパンスプレッドを6週間口にし続けたお子さんと、入っていないパンスプレッドを口にしたお子さんに、期間後試験を受けさせたとき、DHA配合のパンスプレッドを口にしていたお子さんの方が、記憶力、言語学習能力ともに優秀だったという結果が出ています。さらには母乳とDHAの関係性も上記と同様です。

DHAがたっぷり入っている母乳で大きくなったお子さんと、DHAが皆無の粉ミルクで成長したお子さんの8年後を、行動能力、言語能力、総合能力と比べてみたところ、母乳で育ったお子さんの方が高い知能丑数を保持していたという結果が出ました。

なぜこのような結果が出たのかというと、それはDHAの五つの働きにありました。

一つ目は、DHAが神経細胞の膜を柔軟に変化させるということです。柔軟になった神経細胞は神経伝達物質の働きを滑らかにしてくれるため、脳内の回路が活発になり、集中力をアップさせることにつながります。

二つ目は、DHAを摂取することによって神経細胞の中で発信力を持つシナプスが増えることです。神経細胞の膜が柔軟になったことによってシナプスも進化し、こちらも脳の伝達力アップが期待できます。

三つ目は、DHAに神経細胞の酸化を防ぐ働きがあることです。DHAは脳内に生まれる活性酸素を抑制してくれる力があるため、神経細胞をガードすることにつながります。酸化させないということは、脳のアンチエイジングができるということです。

四つ目のDHAの働きは、炎症物質「サイトカイン」が必要以上に増えることを抑制してくれる働きになります。このサイトカイエンは過剰に増えてしまうと神経細胞に負荷をかけてしまいますので、その負荷からDHAが神経細胞を守ってくれるということですね。

五つ目は、DHAがサラサラの血液を作ってくれるということになります。血流が良くなるメリットは、神経細胞に必要なものを送り込みやすくなることです。例えば栄養素であったり酸素であったりですが、必要な成分が脳に届くことによって、脳の活動も活発になってくれるでしょう。

色々な角度から脳の働きを活発化してくれるDHAですので、普段から積極的に摂取したいものです。もちろんDHAが豊富に入った魚などを食べる事がベターだと思いますが、苦手な人もいると思いますので、その場合はDHAサプリメントなどで上手に摂取してみて下さい。DHAサプリは継続する事が大事です。摂取しやすさ、価格など、続けられそうなDHAサプリを選んでみましょう。
公益社団法人 岐阜病院

DHAとEPAサプリメントの選び方

必須脂肪酸のひとつであるDHAやEPAは、お医者様や厚生労働省もイチオシの栄養素でもあります。ですが、魚離れが著しい日本人にとっては、1日の中での必要な量を摂取できていない栄養素でもあります。但し、体にいいことを知っている人も多いため、DHAやEPAサプリメントなどで、不足分のDHAやEPAを補給している人も増えています。

とはいえ、DHAやEPAサプリを選ぶ前には少し気をつけておきたい点もあります。CMでよく見かけるDHAやEPAサプリの中には、推奨とされているDHAやEPAの量が届いていないものがあったり、魚の匂いが強すぎて、飲みにくいものもあるからです。このような「避けたいサプリメント」を選択しないように、いくつかの注意点を見ていきましょう。

まずは含有量をチェックしてみて下さい。厚生労働省が推奨する、「大人が1日の中で補給しておきたいDHAやEPAの量」は1000rとなっています。これは全部をサプリメントで取り入れるのではなく、食生活にDHAやEPAサプリを合わせる形で摂取するのがオススメです。

そう考えると、サプリの中には400ミリグラム程度DHAやEPAが配合されている必要があります。パッケージに記載されていなかったり、ネット通販の場合は説明に書かれていなかったりなどは、怪しいので避けた方がいいでしょう。

二つ目は、酸化防止策がとられているかどうかになります。DHAやEPAという栄養成分は、鮮魚同様に新鮮さが命です。それは酸化を防ぐ工夫がとられているかどうか、が大事になってきます。

しっかりと酸化防止がとられているかを見極めるコツは、やはり公式HPをチェックする事が大切です。酸化防止をしている販売元は、そこがポイントだということを知っていますので、必ず記載しています。しっかりチェックしてみて下さい。

三つ目はやはり安全性でしょうか。GMP認証を持っているメーカーのものか、もしくはしっかりと品質管理を行っている製薬会社が開発したサプリがオススメです。DHAやEPAサプリに限りませんが、サプリメントというものは継続して飲むものです。体に蓄積されていうことを考えても、ずっと続けられるような心配のないDHAやEPAサプリを選択してください。

DHAとEPAサプリメントを上手に摂取したい理由

皆さんは必須アミノ酸という言葉を耳にしたことがありますか?青魚が含有していることの多い必須アミノ酸は、健やかな体作りをサポートする力がある不飽和脂肪酸で、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エンコサペタエン酸)などが有名です。

不飽和脂肪酸というのは、魚や植物を中心に多く入っている脂肪酸で、飽和脂肪酸というのは乳製品や肉を中心にたくさん含まれている脂肪酸となります。

また、価不飽和脂肪酸(n-9系脂肪酸)と多価不飽和脂肪酸(n-3系脂肪酸とn-6系脂肪酸)というカテゴリ分けされているのが不飽和脂肪酸となりますが、DHAとEPAはn-3系脂肪酸の仲間です。これらのDHAとEPAは、残念ながら体から生み出すことの出来ない栄養成分となります。

ところで、このふたつの栄養素はその働き自体が近い部分があります。例えば、糖尿病などの生活習慣病予防をしてくれたり、血の中に含まれる脂質を抑制してくれたり、高血圧改善や、抗アレルギーなどの働きがあります。

では、DHAとEPAの異なる点は一体どこかというと、それは働きかける体内の場所、という事になるでしょうか。DHAのケースではその多くは脳へと移動して脳神経へとアプローチしますが、EPAのケースでは血中で増加し、さらさらな血液へと変化させます。

脳の活性化や記憶力の向上、胎児の脳の発達サポート、認知症予防や脳梗塞や脳血栓を防いでくれるのがDHAです。血液中の悪玉コレステロールの抑制や、メンタルの安定などの働きを持っていますし、瞳の中にもたくさんDHAは含まれているため、視力に関しても影響力があります。

そして血栓予防に一役買っているEPAの場合は、動脈硬化を防いだり、心筋梗塞を防いでくれるなどの効果がありますが、他にも中性脂肪の減少などにも期待が出来るようです。

どちらもn-3系脂肪酸となりますが、特徴は異なります。DHAとEPAはどちらも大切な栄養素ですので、偏らないように摂取したいところです。DHAとEPAサプリメントなども多くのメーカーから販売されていますし、DHAとEPAがひとつのサプリメントになっているものも少なくありません。自分に合ったDHAとEPAサプリメントを見つけ、ぜひ上手に摂取してみてください。

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